学生の手引2025
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Ⅰ12Ⅱ3AB43学生生活の手引知識や技能を適切に運用する能力組織や社会を牽引する能カ自立した個人として生きていく能力授業などを通じて得た知識や技能を相互に関連づけて、状況に応じて使いこなせるようにすることが求められます。実験や実習、調査や観察、文献講読などを単に断片的に行うだけでは、本当の意味で知識や技能を獲得したことにはなりません。学んだことを自分の中で相互に関連づけ、可能な限り体系化することによって初めて、それらを習得したと言えます。様々な情報を収集?整理し、それを相互に関連づけ、広い視野から論理的に考えて、対象を分析?解釈します。この力は知識や技能の運用と一体化して働くものです。例えばクリティカル?シンキングとは、既存の学問的知識の体系や枠組みも考慮しながら、客観的根拠に基づいて対象を多面的に考察し、論理的に思考することです。こうした力を身につけることによって、他者を納得させることができるようになります。論理的に思考し判断する能力多様な人と協働する能力愛大学生コンピテンシー新万博体育_万博体育足彩-外围平台学生として期待される能力例:クリティカル?シンキング/創造的思考例:意思決定?判断力/課題発見?解決カ習得した知識や技能が本当の意味で自分のものとなったと言えるのは、それを自分の中できちんと体系化し、適切に表現できるようになった時です。わかっているけれども表現できないのでは、本当の意味でわかったとは言えません。自分が得た知識を基に、論理的な筋道を立てて、相手が理解しやすい適切な方法で表現する力が求められます。この力を身につけることができて、自分の学習の成果が統合されたと言えます。学問研究においてはもちろんのこと、社会生活においても、私たちは常に意思決定を求められ、判断力を発揮しなければなりません。そして、自立した個人として生きるためには、意思決定の根拠をきちんと認識し、客観的に正当なものであることを示すことが求められます。そのためには、自分の置かれている状況を正しく認識し、そこにある課題を見つけ出し、その課題を解決する方策を考え出す力が必要です。個別の知識や技能を相互に関連づけながら習得できる広い視野と論理的思考に基づき分析?解釈できる習得した知識や技能を基に自分の考えを組み立て、適切に表現できる客観的根拠に基づき判断し、解決策を提示できる知識や技能を適切に運用する能力論理的に思考し判断する能力愛大学生コンピテンシー

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