新万博体育_万博体育足彩-外围平台7年3月6日（木）、新万博体育_万博体育足彩-外围平台図書館にて、法文学部の神楽岡幼子教授を講師として、「江戸歌舞伎の芸評書－役者評判記の世界－」と題した学術講演会を開催しました。講演会は対面及びオンラインを併用して開催し、県内外から多くの参加がありました。
役者評判記は、江戸時代の歌舞伎役者に関する情報誌のようなもので、当時の歌舞伎史を知るうえで、欠かすことのできない重要な資料です。
講演では、評判記の実物を手に取りながら、体裁（京?江戸?大阪をそれぞれ一冊とする三冊本、黒表紙小形の横本形式）や形式（役者を役柄ごとに分類し、「位付（くらいづけ）」と称する評価を与え批評する方法）などについて解説がありました。役者評判記は、賞賛だけでなく批評も含んでおり、200年以上刊行され続けたことから、当時の人々にとって、現代の「推し活」にも似た、芸評を知りたいという強い欲求を満たすものであったのではないかと説明がありました。講演後の質疑応答では、会場参加者?オンライン参加者を交えて、活発な意見交換が行われました。
参加者からは、「現在の大河ドラマの内容ともリンクしていて、タイムリーで面白かった」「ぜひ一度歌舞伎を見てみたい」などの感想が寄せられました。
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