新万博体育_万博体育足彩-外围平台7年3月1日(土)、それまで寒かったのが嘘のように暖かく、晴れ渡ったこの日、新万博体育_万博体育足彩-外围平台附属高等学校で新万博体育_万博体育足彩-外围平台6年度卒業式を挙行しました。
卒業証書の授与や各種表彰の後、吉村直道校長は広島での教員時代を振り返り、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の活動と平和教育について言及しました。そして、「本校のスクールポリシーには『自ら学び、考え、実践する能力と次代を担う誇りを持つ人間性豊かな人材の輩出』と謳われています。新しい社会をつくりあげていく若いみなさんには『自ら判断する社会』を実現して欲しいと思います」と式辞を述べました。
続いて、仁科弘重学長から「2024年の国別GDPで日本は4位ですが、5位のインドとの差は僅かです。問題なのは人口一人当たりのGDPが世界30位くらいで、日本人は労働生産性が低く、少ない価値しか生み出していないことです。加えて少子化が急速に進行し、人が減るという状況の中で、豊かな社会を維持し続けるという課題に向き合うことになります。そのためには、一人ひとりの生み出す価値をより高め、自己向上に努力する必要があります。その時に備えるためにも、どのような環境であっても常に『自分自身をアップデート』に心がけてください」とはなむけの言葉がありました。
高田ミナPTA会長は、保護者が愛情とエールを込めて卒業生の胸元を飾るコサージュを一つひとつ手作りしていることを紹介し、「自分で決めて、自分から行動する大切さを経験しながら、いろんな角度から感じ、考える、そんなスパイスをプラスして、味のある人生を送ってください」と祝辞を述べました。
在校生を代表し、生徒会長の奥悠晟さんから送辞があり、最後に卒業生代表の松崎穂果さんが3年間の学校行事や高大連携事業、部活動、受験を振り返り、教員、在校生、保護者そして同級生に感謝の言葉を述べ、「附属高校での様々な経験を大きな自信に変えて、未来への希望を胸に堂々と新たな世界へ歩んでいきます」と力強く答辞を述べました。
涙を流す生徒もいましたが、式場を後にする卒業生の表情には、晴れやかな笑顔が数多く見られました。卒業生たちは、共に過ごした仲間との絆を大切に、それぞれの夢へ旅立っていきます。




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